空の戦士たち

About Story

謎多きアウラ・ゼラ「Ren」に引き寄せられるように集まった、とある8人を中心にめぐる物語。
深い深い、見て見ぬふりをしたくなるような何かでさえも捨てきれないような慈愛は、闇に飲まれて。
追いかけた果てのノルヴラントで、光におぼれて死んでいく。



光を一身に受けたRenは、耐え切れずに罪食いとなる。

やっとの思いで大罪食いとなったRenを倒した7人はあふれる光をその身に受けて、友人を孤独にせんと言わんばかりに、遺体を囲み円を描き、祈るように自らの命を絶つだろう。
真っ赤な花が咲いたように。それは輪廻と呪いの終わり。


残された命を持たぬ怪物はただ記録し続ける。いつかエーテルが形を成し、永劫にも近い時を経てクリスタルになり、


記録対象を見失ったとしても。


怪物は、長い長い時を生き、やがて「同じ性質のエーテル」を持つ「誰か」の生まれ変わりに出会う。

『おいで。』
と血まみれの手を引かれ虚無から解放された怪物は、あふれた感情と共にクリスタルと化す。そのクリスタルは代々受け継がれる、「身に着ければ先祖の記憶を呼び起こす」奇妙なネックレスとなる。


しかし怪物は、概念的に死したとて、”記録者”だった。
身に着けた人の一生涯をすべて記録していくうちに、だんだん、だんだんと身に着けたものへ呼び起される記録は増えていく。そうして年月を重ねるごとに、身に着けたものへの負荷・心労で「誰か」の血族はどんどんと短命になっていく。

そうして最後の血族が途絶えたとき、たった一つのクリスタルだけが残されるだろう。


何時しかそのクリスタルは、後世にこのように伝えられていく。

「身につけた者の命を蝕む呪物」だと。

目も覚まさぬまま、かつての英雄を記録し続けた「怪物」は己の意思とは関係なしに命を奪っていく。


ただこの世には、真実も知らぬまま忌々しい呪いだけが残っている。


Party member

NPC


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